コムドットやまとさんも愛読、岡本太郎著【自分の中に毒を持て】人生観変わります。

エンタメ

本記事では、岡本太郎著「自分の中に毒を持て」のレビューをします。

突然ですが、

  • 年齢のせいにしてやりたい事に本気で向き合わなかった
  • 「やりたいことがわからない」と惰性的な選択をした
  • 誰かの顔色を伺って過ごした日々

本書を読む前から私にはこのような悩みがありました。                    先行きの見えない現代では、悩まずにはいられないという方も多いと思います。

そんな方に読んで欲しいのが本書。

本記事ではどんな内容が書かれているのか、なぜ読んだ方がいいのかを私の読書体験とともに紹介していきますね。

本多らら
本多らら

「自分の中に毒を持て」は多くの著名人が名著に挙げていて

ずっと気になっていました。

【自分の中に毒を持て】はどんな本?概要を紹介

書誌情報

タイトル 自分の中に毒を持て<新装版>

自分の中に毒を持て<新装版>

著書 岡本太郎
出版社 青春出版社
出版日 2018年2月15日
ページ数 183ページ
本多らら
本多らら

エネルギッシュな表紙の通り、

エネルギーに満ち溢れた言葉たちに圧倒されました。

 

大袈裟な表現ではなく、人生を振り返りながらもこれからの生き方を改められる内容でした。

気になる本の概要

「自分の中に毒を持て」は岡本太郎という人間を抽出して、言葉が紡いだ一冊だと感じています。

どういうことかというと、本書では岡本太郎さんの経験談や知識から現代人に向けてどうやって生きていけば良いかが記されています。

  • 社会と折り合いがつかない苦悩
  • 甘酸っぱい少年時代の恋愛
  • 30歳頃に経験する苛烈な軍隊生活
  • など実体験から来るアドバイスの数々。

スケールの大小は違えど、誰にでも共感出来る体験ばかり。その時々で何をどうしたのかと、的確に言語化されているので、自分の体験と照らし合わせていくことが出来ました。

私は本書を読んで、もう忘れてしまっていたような悩みを掘り起こされた上に、過去に決着が着いたモノもありました。

すぐに悩みを解決できるものだけとは限りませんが、これから先も本書を再読した時に解決してくれるような一生寄り添ってくれる本だと感じています。

「自分の中に毒を持て」感想レビュー

ここでは本書で感じたことや学んだことを書いています。

青春はいつだって出来る

どんな方でもやりたいけど、第一歩を踏み出せない人もいるでしょう。

  • 自分の好きなことで生活をされている方がいる
  • 一方で従来通り、就職して日々業務を真っ当されている方もいる

どちらで頑張っている人のことをすごいと心から思っています

しかしどちらの仕事を選択された方にも、やりたいことを行動に移せない人がいることでしょう。 やりたいことに向かうこと=夢に向かっていくと同じ。

岡本太郎さん曰く、

夢を見ることは青春の特権で、夢を見ることは何歳だろうが問題ではない           岡本太郎 (2018/2/15) 自分の中に毒を持て 青春出版社

夢に向かって行動を起こそうとすると成功と失敗を考えると思います。岡本太郎が定義する成功は、夢に挑んだかの一点。

成果を上げられなかったとしても、夢に向かったことは誰でもない自分自身に責任を持ったと自信を持って言えることでしょう。

岡本太郎さんのように食えなくなることを覚悟するような大きな夢でなくても

  • 理想的な体型になれたらいいなぁ
  • 年始に決めた目標を達成したいなぁ

などパッと頭に思い浮かんだことが夢。今の自分よりも少し良さそうなことが起きるかもと考えたからだと思います。

他人と比較しない「絶対感」

自分に自信がないというのは、誰かと比較した価値観でしかないと岡本太郎さんはいいます。

本書で度々書かれる「絶対感」があれば、自信は必要ないといいます。岡本太郎さんは日々迫られる選択に対し、「自分にとって危険だな」と感じる方を選択するようです。

あえて危険だと感じた方を選択して生まれた状況であれば責任を押し付ける先は自分自身。

岡本太郎さんは「最大の敵は自分自身」の軸を貫いているので、誰に言われた訳でもない危険な選択に、文字通り死に物狂いになって取り組めるといいます。

本多らら
本多らら

「信念が強い人」も絶対感には不要なんだと思いました。

思い描いた理想に近づくために、自分に挑むような選択が取って「絶対感」を養っていきたいです。

世の中が変わらなくても自分は変われる

学校や会社で嫌なことを家に持ち帰り自分を責める夜を何度過ごしたことか。

幸いにも寝れば前日までの淀みは軽くなっていました。が、学校や会社は生活サイクルに入っているので自分を押し殺してでも立ち向かわなければいけません。

私の場合はコンプレックスで生まれた周囲とのギャップに肉体的にも精神的にも疲弊していました。(まだ開き直る機会がないのであえてぼかしています。)

周りを気にしないで行動・発言することは難しくて苦痛ですよね。

本多らら
本多らら

挑んだところで周りが変わるほど影響力ないよ

正直こんなことを思いながら読み進めていました。が、岡本太郎さんはこうもいいます。

激しく挑みつづけても、世の中は変わらない。

しかし、世の中は変わらなくても自分自身は変わる。

岡本太郎 (2018/2/15) 自分の中に毒を持て 青春出版社

この言葉を受けた時に、淀んでいた過去の記憶が少し救われた気がしました。

言葉にすると当たり前。けれど当たり前が出来ないから私たちは悩み苦しんでいるんだと思います。

大袈裟かもしれないけれど、せっかく生まれてきたんだから苦しむだけの人生なんて私は嫌です。どうせなら楽しく生きたいけど、世の中との共存は避けては通れません。

挑むことは闘いで、闘いつづけることは生きがいになる。

岡本太郎 (2018/2/15) 自分の中に毒を持て 青春出版社

この言葉の通りに自分に闘いを挑みつづけて、「自分との戦いは一番の苦しみであり楽しみです」とカッコ良く言える人生にしたいと感じました。

自分の中に毒を持てを読んで

本書を読んでいる途中から「今の自分を変えられそう」と思っていました。それだけ本書にはパワーがありました。

現状を変えたいと思って読んできた本は、効率重視の知識でそれはそれで重宝しました。が、本書では効率を一旦置いて、物事の考え方を再確認することが出来たと思います。           (思っているのは、まだ自分への挑戦する機会がこの記事を書いている時にはないから。)

本書ではここまでで紹介した内容以外にも、常に自分に挑みつづける岡本太郎さんの恋愛観や人生観が多く書かれていて、圧倒されすぎて笑ってしまうほど。

学校や会社で周りに埋れそうで自分に自信を持てないと感じる方にはぜひ本書を読んで欲しい一冊でした。

それでは、また。

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